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昨日は”ノアコイン(NOah Coin)”(以下ノアコインと呼ぶ)についての記事を書きましたが、仮想通貨自体のことについてが多く、”ノアコイン”の細かいことについては書いていなかったので、当記事で”ノアコイン”について紹介します。
2018年8月31日までに公開されている”ノアコイン”についての情報を全てまとめましたので、この記事を見ていただければ、”ノアコイン”について全て理解できます。”ノアコイン”について既に知っている人でもタメになると思います。
目次
ノアコインについて
ノアコインとは
“ノアコイン”は、フィリピンの海外送金手数料を軽減することを目的に開発された”仮想通貨”です。フィリピン国家プロジェクトという事で販売が開始されましたが、実際には国は関与していないという事で、日本のフィリピン大使館が通知を出すほど一時期問題になりました。
そのおかげ?もあってか、”ノアコイン”の噂は瞬く間に日本に広がりました。筆者自身も”ノアコイン”については以前から知っていましたが、正直良い印象を持っていませんでした。
“ノアコイン”の開発された目的が、フィリピンの海外送金の手数料を軽減するという事ですが、それだったら別に”ノアコイン”出なくても、他の”ビットコイン”や”リップル”で良いのではないかと。
上記のように思っていたので、”ノアコイン”に投資をすることはしていませんでした。しかし、”ノアコイン”を運営する”ノア・アーク・テクノロジーズ”の活発な活動を見ていたら、”ノアコイン”の将来性も期待できるのではないかと思うようになりました。
ノアファウンデーションとは
“ノアファウンデーションと”は、”ノアコイン”を開発する開発元です。開発以外にもマーケティング活動や”仮想通貨”取引所の上場に関する手続きなども行っています。仮想通貨が世間に受け入れられるかどうかの基準として、開発者陣営も大事です。
Josef Werker
ケンブリッジ大学を卒業した”Josef Werker”は、”Media Werx”の共同設立者であり、”Penbrothers”のマネージングディレクターでもあります。 アジアでのビジネス開発とオペレーションの専門家で、以前は”Jardine Engineering Corporation”のアカウントマネージャーでもありました。
Clarke Robertson
“ValueCommerce”(日本)のインフラストラクチャーとして経験豊富な”Clarke Robertson”は、インフラストラクチャー開発とネットワークプラットフォーム設計に精通したシステムアーキテクトとして活躍しています。 “WMEリミテッド”の共同設立者兼CEO、元BNC社の元CEO、バリューコマースジャパンの副社長をしていました。
Rafael Andres Reyes
“Rafael Andres Reyes”は、1981年以来、”アメリカン・エキスプレス”、”HSBC”、”エミレーツ・バンク”、”シティバンク”、”ユニオンバンク”、”RCBC”の役職を歴任しており、多岐にわたる金融サービスに携わってきました。 現在”iPayDNA”で働いています。
Nathalie Salami
NOAHの法律関係を務めており、”Naglaw”の法律顧問としても働いています。世界規模の法律関係を管理しています。また、リスクと決済の時間を短縮するためのブロックチェーン技術を開発している”HitFin”の創設者および最高法務責任者でもあります。
Michael Jiang
“Michael Jiang”は、Googleプラットフォーム全体で消費者データを収集して、オンラインの行動やユーザーの関わりに関する洞察を明らかにした人物です。
Alex Mashinsky
“Alex Mashinsky”は、”GroundLink”、”Transit Wireless”、”Elematics”、”Arbinet”など数々の企業を設立した世界的に有名なイスラエル系アメリカ人起業家です。
Azam Shaghaghi
“Azam Shaghaghi”は、”ビットコイン””ブロックチェーン”の伝道者であり、”Digital Asset Fund”の専門家です。
Bea Rose Santiago
“Bea Rose Santiago”は、2013年ミス・インターナショナルとしても選ばれたフィリピンでは有名なフィリピン女優です。 また、フィリピン国外でも数多くの媒体で活躍されている世界的なモデルです。
ノアコインが日経新聞に掲載
最近、”ノアコイン”が日経新聞に取り上げられることがありました。なんと”ノアコイン”が日本の証券取引所に上場している企業”ビート・ホールディングス”を買収しようとしているからです。
東京証券取引所第2部のある上場企業を巡り、「市場の番人」である東証に緊張が走っている。この企業が6月、香港拠点の仮想通貨会社ノア・アーク・テクノロジーズから事実上の買収提案を受けたからだ。国内で仮想通貨業者と認められていないノアが、東証の上場企業を傘下に収めることに問題はないのか。仮想通貨と距離を置いてきた東証には戸惑いも広がる。
引用元:日本経済新聞
ノアコインの使える場所
フィリピンの公共料金
“ノアコイン”は、既にフィリピンの公共料金や健康保険、航空券のチケットの支払いに利用することができます。”ノアコイン”で決済ができる会社について紹介します。どれもフィリピン大手の会社で上場企業です。
後半の三つの”フィリヘルス(Philhealth)”、”パギビック(Pag-IBIG)”、”SSS(Social Security System)”はフィリピンで働く上では必ず入るもので、フィリピン人には必要不可欠な支払いです。
メラルコ(Meralco)
“メラルコ(Meralco)”は、フィリピン最大の電力販売会社です。マニラ電力会社とも呼ばれており、マニラ首都圏唯一の電力販売会社でです。マニラ首都圏とメガマニラ圏を構成する周辺都市など全体を含む22市と89自治体への電力分配権を所有しています。
マイニラッド(Maynilad Water Services Inc)
“マイニラッド(Maynilad Water Services Inc)”は、マニラ地域の水道および排水サービスプロバイダーです。
グローブ(Globe)
“グローブ(Globe)”は、フィリピンの通信サービスの主要プロバイダーです。 フィリピン最大のモバイル、固定回線、ブロードバンドネットワークの1つを運営しています。”グローブ(Globe)”は現在、約6,680万人のモバイル加入者を抱えています。
PLDT
“PLDT”は、フィリピン最大の電気通信企業です。フィリピンの家庭にはほとんど”PLDT”の回線がひかれています。
セブパシフィック航空(Cebu Pacific Air)
“セブパシフィック航空(Cebu Pacific Air)”は、フィリピンのセブ島、マニラを拠点とする格安航空会社です。
フィリヘルス(Philhealth)
“フィリヘルス(Philhealth)”は政府機関で、フィリピンの健康保険を担当しています。
パギビック(Pag-IBIG)
“パギビック(Pag-IBIG)”は政府機関で、フィリピンの住宅ローンや給料ローンなどを担当しています。
SSS(Social Security System)
“SSS(Social Security System)”は政府機関で、フィリピンの老後の生活や出産休暇などを担当しています。
ECサイト
“ノアコイン”は、大手決済代行会社”コインペイメンツ(Coinpayments)”と提携をしていますので、”コインペイメンツ(Coinpayments)”を導入しているウェブサイトやECサイトで利用することができます。
ノアリゾート
“ノアファウンデーション”が”ノアコイン”を利用でいる場所として開発を進めているのが、”ノアリゾート(Noah Resort)”です。フィリピンのミンダナオ島に位置する”ノアリゾート(Noah Resort)は、リゾート島として開発されています。
“ノアリゾート(Noah Resort)”の正式名称は、”ノアダカックリゾート(Noah Dakak Risort)”です。
ノアシティ
“ノアファウンデーション”がノアリゾート(Noah Resort)”と同時に進めているのが、”ノアシティ(Noah City)”です。フィリピンのマニラ湾に埋立地として計画されている”ホライゾンマニラ(Holizon Manila)”の中に建設予定です。
ノア基軸通貨の取引所
昨日”ノアコイン”が暴騰をした理由として、”ノアコイン”が基軸通貨の取引所をフィリピンのカガヤン州経済特区(CEZA)に開設すると発表をしたことが挙げられます。
以前から”ノアコイン”を基軸通貨として取引所を開設するということは伝えられていましたが、まさかフィリピンのカガヤン州経済特区(CEZA)だとはだれも想像できておらず、一気に期待感で価格が上がりました。
今回の説明会には、フィリピンを代表する仮想通貨、ノアファンデーションのアザム氏もパネラーとして出席。
アザム氏はスピーチの中で、ノアはCEZAと協力して、ノアを基軸通貨とする仮想通貨取引所をフィリピンカガヤン州経済特区【CEZA】に設立する事を発表。この発表を受けて会場は拍手に包まれた。
ノアコインは世界Coinmarket Capランキング130位、10万人のホルダーを誇る。フィリピンOFW送金手数料の問題を解決するため2016年に開発されたコイン。ノアが今後自社で取引所を持つ事によるコイン価値上昇の可能性も高く、事業の発展にも大きな広がりを見せるだろうと期待が寄せられている。
引用元:NIftyニュース
カガヤン州経済特区(CEZA)
“カガヤン州経済特区(CEZA)”は、アジア初の世界のクリプトバレーとして発展することを目指しており、フィリピンを仮想通貨大国として成長させることを目的としております。
ノアコインの決済手段
ノアウォレット
“仮想通貨”を保有するには、取引所に置いておくか財布に入れておくという手段があります。”ノアコイン”専用のウォレット”ノアウォレット”もリリースしており、”ノアコイン”を持っている方にダウンロードを推薦しています。
いずれは”ノアウォレット”を持っていればどこでも支払いが可能になることができるようになると開発元の”ノアファウンデーション”は言っています。そうなれば、”ノアコイン”の需要は一気に伸びることになり、価格もそれに伴い上がることとなる筈です。
ニッポンペイ&SCI
“ノアコイン”が当初、日本で”ノアコイン”を利用できるようになるのは、”ニッポンペイ”との提携によるものだと言っていました。そして、フィリピンで使えるようになるには”SCI”との提携によるものだと。
ニッポンペイ(Nippon pay)
“ニッポンペイ”は、オンライン決済を推進している会社で、日本をキャッシュレス化する事で、日本の国家運営のコストを激減させ、日本の経済成長を促進することを目的としています。
SCI
“SCI”は、フィリピン最大のブロックチェーン企業であり、フィンテックサービスを提供しています。フィリピンで最初の仮想通貨取引所”バイビットコイン(BuyBitcoin)”を設立しました。
コインペイメンツ(Coinpayments)
“コインペイメンツ(Coinpayments)”は、2013年にカナダのバンクーバーで設立された決済代行会社です。皆さんご存知の”ペイパル(Paypal)”のような会社です。
世界182ヵ国で221万6500の販売者が”コインペイメンツ(Coinpayments)”を導入しており、実店舗やECサイトなどで仮想通貨での決済を可能にしています。
ペイリミット(Payremit)
“ペイリミット(Payremit)”は、フィリピン最大手の決済代行会社で、フィリピン国内の政府関係の支払いやショッピングの支払いに利用することができます。
ノアコイン取扱所
HITBTC
Yobit
Changelly
Mercatox
Livecoin
BTC-Alpha
まとめ
ノアコインの今後
“ノアコイン”について詳しく調べてみましたが、他の仮想通貨とは一線を画すほどの活動を行っている会社だと思いました。ほとんどの仮想通貨が電子クズになっていく中、”ノアコイン”は今後も価値を高めていくものだと筆者は思います。
“ノアアークテクノロジーズ”が”ビート・ホールディングス”の買収に成功した場合、”ノアコイン”の注目度はさらに上がり、さらに価値を押し上げていくことでしょう。