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筆者はカンボジアでめちゃくちゃ遊びましたが、ただ遊んでいただけではありません。筆者の新しいポートフォリオとして、カンボジアの銀行にもお金を投資をしてきました。キリの良い数字として1万米ドルを5年定期で組んできました。
日本円で約110万円ほどです。これが5年後には153万6千円になります。なかなか良い投資先ですね。カントリーリスクはありますが、ポートフォリオの一つとしては良いと思います。
カンボジアで銀行口座を開設しようとしている方向けに口座の開設方法を当ブログでお伝えします。日本人スタッフが常駐している銀行を紹介するので、英語ができなくても問題なく開設はできます。
目次
プノンペン商業銀行
SBIホールディングスの共同出資により設立
今回筆者が紹介する銀行は、”Phnom Penh Commercial Bank(プノンペン商業銀行)”です。カンボジアにはいくつもの銀行がありますが、ジャパンデスクを併設しているのは多くありません。その中でも設立当初から日本人をターゲットにしていたのが”Phnom Penh Commercial Bank(プノンペン商業銀行)”です。
それもそのはず、”Phnom Penh Commercial Bank(プノンペン商業銀行)”は日本の”SBIホールディングス”と韓国の”現代スイスグループ”の共同出資により設立されました。
ただ、2016年に韓国の全北銀行を中心とするコンソーシアムにSBIホールディングスが保有していた株式の全持分が譲渡され、全北銀行コンソーシアムの銀行となりました。
利率
普通預金
USD | KHR |
0.80% | 1.25% |
定期預金(毎月分配型)
期間 | USD | KHR |
3ヵ月 | 2.40% | 3.00% |
6ヵ月 | 3.50% | 4.00% |
12ヵ月 | 4.75% | 5.00% |
18ヵ月 | 5.00% | 5.30% |
24ヵ月 | 5.25% | 5.60% |
36ヵ月 | 5.50% | – |
48ヵ月 | 5.75% | – |
60ヵ月 | 6.00% | – |
定期預金(毎年分配型)
期間 | USD | KHR |
3ヵ月 | 2.70% | 3.25% |
6ヵ月 | 3.70% | 4.25% |
12ヵ月 | 5.0% | 5.50% |
18ヵ月 | 5.25% | 5.75% |
24ヵ月 | 5.50% | 6.00% |
36ヵ月 | 6.00% | – |
48ヵ月 | 6.25% | – |
60ヵ月 | 6.50% | – |
日本人スタッフ常駐のジャパンデスク
日本人3名体制
”プノンペン商業銀行”にはジャパンデスクが設置されており、常に日本人が一人以上は滞在しています。そのため、英語が苦手な方でも日本語のみで口座開設を行うことができます。筆者が訪れた時にも日本人のスタッフが対応してくれました。
カンボジアの銀行だというと少し不安になるかもしれませんが、日本人の方が対応してくれるというのは安心できますよね。英語ができる方なら”プノンペン商業銀行”以外でも良いと思いますが、日本語しか話せない方は”プノンペン商業銀行”一択だと思います。
口座開設の方法
必要書類
口座開設時には、有効なパスポート、日本の住所先、所属している会社との契約書、又は証明書が必要です。筆者が口座開設した時点ではカンボジアの住所は必要ありませんでしたが、そのうちカンボジアの住所がないと口座開設できなくなると思います。
必要事項を記入
必要書類を持って”プノンペン商業銀行”のオフィスに行けば、日本人スタッフから必要事項を記入するように指示されますので、その通りに動いてください。書類も日本語でできていますので問題ありません。
お金を入金
必要書類の記入を済ませたら、入金したい分の米ドルを渡します。普通預金なら5米ドル又は20000リエルから、定期預金なら500米ドルから入金可能です。定期預金は1年から5年のプランがあります。長いほど金利は高くなります。また、毎月分配型、毎年分配型から選ぶこともでき、毎月分配型のほうが金利は若干低いです。
インターネットバンキング
忘れてはいけないのがインターネットバンキングの開設です。インターネットバンキングの開設は店舗でのみしかできないので、日本に帰ってから思い出しては最悪です。もう一度店舗に行って手続きを行わなくてはなりません。
インターネットバンキングを開設したい旨をスタッフに伝えれば、インターネットバンキング開設の手続きをしてくれます。まぁインターネットバンキングから何か手続きができるわけではないので、正直あまり意味ないです。
アプリをダウンロード
”プノンペン商業銀行”が出しているスマホアプリもダウンロードしておきましょう。アプリから残高を確認することができます。また、カンボジア国内の銀行ならアプリから送金ができます。国外への送金はできません。
アプリのダウンロードは下記からできます↓
ATM
通帳・ATMの発行手数料
”プノンペン商業銀行”では、通帳の発行は無料、ATMの発行には2米ドル、又は8000リエルが費用として掛かります。ただ、1000米ドル以上を初回入金された方は無料で発行ができます。また、ATMは発行までに1週間ほどかかりますので、短期での滞在の方は通帳をオススメします。
ATMは発行から6ヶ月は保管してくれますが、過ぎると破棄されてしまい、再発行には再度2米ドルが掛かります。
引き出し上限
ATMを利用しての引き出しは一日2000米ドルまでとなっています。それ以上の額を引き出したい方は直接店舗に行って窓口で手続きが必要です。
プノンペン商業銀行の公式サイト